小樽市祝津: 2010年6月アーカイブ

shukutu_1_02.jpg
(c) Hideo Higuchi

瓦葺き屋根、漆喰塗りの外壁と煙出し、二カ所の印象的な破風屋根。豪勢な趣向の番屋です。奥に倉が建ち並んでいる。

shukutu_1_01.jpg
(c) Hideo Higuchi

母屋から土蔵、石倉、板倉が続く。これほどしっかり残る倉群は撮影当時でも貴重なものでした。



(c) Hideo Higuchi

最初の写真を見てください。左側に位置する破風屋根玄関は漁師たちの宿泊部の玄関、右側の破風屋根玄関は座敷用の玄関になっています。雲形の懸魚(げぎょ)や、寺院拝殿を思わせる雲形の木鼻(きばな)で飾られていて、こうした細部によっていっそうこの番屋は和風の趣を増しています。

shukutu__1_03.jpg
(c) Hideo Higuchi

蔵の石材は小樽で採掘された軟石が使用されているようだ。