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建物に重量感があるのは、切妻屋根が長く大きく開いているからです。屋根に載る大きな「煙出し」が鰊番屋に風格を与えています。

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この番屋を預かる笹原良一さん(当時75歳)は、木村家の支配人を務めた人。鰊を獲った時代はこの番屋の運営を任されていました。 この座敷もそうですが、親方の居住部分は昔のまま、手入れが行き届いていました。



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 障子の向こう側の立派な造りの親方居住部とは対照的な、雇い漁夫たちが寝泊まりした「ダイドコロ」。板張りの床に大きな囲炉裏が三面切ってあり、自在鍵を吊るすフック(空鉤)の太さが目を引きます。


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021.jpg鰊漁で賑わったゴロタ石の浜を吹き抜ける激しい海風。板塀が番屋を護ってきました。


               

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玄関は洋風を取り入れた外両開きドアーにしてある。

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玄関の壁に小窓をつけ、漁夫の宿泊部屋(ダイドコロ)が覗けるようにしてある。



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ダイドコロ


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ネダイ二階からダイドコロを見る


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「鰊大漁」と書いたモッコ(水揚げした鰊を運ぶ背負い箱)



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