hhigu: 2010年8月アーカイブ

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(c) Hideo Higuchi

平屋の小規模な番屋建築。出窓の連子格子が建物の美しさをいっそう引き立てている。右手に文庫倉が見えている。



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親方の住居部分と漁夫の寝泊まりする「ダイドコロ」を結ぶ渡り板。ダイドコロには二段の寝台が設けてある。



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漁期の食料を蓄えていた米倉



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文庫倉(左)。「大漁満足」と書かれた棟札(右)



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この番屋は、建網漁ではなく刺網漁のためのもので、漁に関わる漁夫の数も7−8人と少なかった。



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(c) Hideo Higuchi

この辺りでは珍しく、瓦屋根を載せている。建物上部や正面右手の連子格子の出窓をみると、かつては美しい番屋だったことがうかがえる。全体が古平町の旧八反田家番屋に似ている。正面左手が漁夫の寝泊まりするダイドコロ、右手が親方の住居部と思われる。


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(c) Hideo Higuchi

右手前が田畑家番屋。道路の両側に鰊漁に関係した建物が並んでいる。

建設年:大正3年
建築形式:木造・切妻・平入・一部二階建
規模:一階271平方メートル, 二階13.2平方メートル

『建造物緊急保存調査報告書』(北海道教育委員会、昭和47年発行)による